申請から1週間後、ふと開いたメールに「申請不備のため再申請をお願いします」の文字——マイナンバーカード申請でこの瞬間を経験された方は少なくありません。
マイナンバーカード総合サイトによれば、オンライン申請における再申請の8割弱が顔写真不備によるものです。つまり、一度で通すコツさえ押さえれば、再申請による1ヶ月以上の遅れを避けられます。
この記事では、公式に挙げられている不備の全カテゴリと、それぞれの具体的な対策、再申請になった場合の手順までを整理して解説いたします。
公式の「顔写真のチェックポイント」には、たくさんの不備例が並んでいます。一見すると複雑ですが、整理すると以下の5カテゴリに集約されます。
| カテゴリ | 代表例 |
|---|---|
| ①構図・位置 | 顔が中心からずれている、傾いている、顔のサイズが規格外 |
| ②背景 | 家具・壁の模様が映り込む、影が出ている |
| ③顔の妨げ | メガネの反射、髪が目にかかる、帽子・マスク、過度なアクセサリー |
| ④画質 | ピンボケ、手振れ、赤目、ノイズ、極端な明暗 |
| ⑤ファイル仕様 | JPEG以外、ピクセル数規格外(480〜6000px外)、ファイルサイズ規格外 |
それぞれを順に見ていきましょう。
公式が定める構図の基準は意外と精密です。
(郵送申請の4.5cm × 3.5cmサイズの場合)
これを満たさないと、たとえ表情や背景が完璧でも不受理になります。
よくある失敗:
対策:
「無背景」とは「無地の背景」のこと——壁紙の柄、家具、影が映り込んでいると不受理になります。
よくある失敗:
対策:
背景の加工は公式に認められています
公式の規定では、撮影後に背景を単色に差し替える処理は問題ないとされています。総務省への確認でも、「背景の削除や影を薄くする程度の調整であれば申請は通る」と回答されています。
顔が一部でも隠れていると、本人確認に支障があるため不受理になります。
メガネ関連の不備:
髪・装飾品関連の不備:
マスク・帽子関連の不備:
対策:
宗教上・医療上の理由は特例申請で対応
宗教上または医療上の理由で頭部の覆い(ターバン、ヒジャブ、医療用ウィッグなど)が必要な方は、特例申請の対象です。お住まいの市区町村窓口にご相談ください。
スマートフォンで撮影する場合、画質の問題は意外と起こりがちです。
よくある失敗:
対策:
オンライン申請では、画像ファイル自体の仕様も厳密に決められています。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| ファイル形式 | JPEG |
| カラーモード | RGB(CMYKは不可) |
| ファイルサイズ | 20KB〜7MB |
| ピクセルサイズ | 幅・高さともに480〜6000ピクセル |
よくある失敗:
対策:
万が一不備で再申請になった場合の流れも知っておきましょう。
手数料は無料ですが、結果的にカードの発行が1ヶ月以上遅れることになります。マイナンバーカードが必要な手続き(住民票取得、e-Tax、銀行口座開設など)が予定にある方は、初回での通過を目指すのが結果的に最も早道です。
「写真の加工」と一口に言っても、認められる範囲と認められない範囲があります。
| 加工内容 | 認否 |
|---|---|
| 背景を単色に差し替える | ✅ 認められている |
| サイズ・縦横比の調整 | ✅ 認められている |
| 明るさ・コントラストの調整 | ✅ 適度であれば認められている |
| 軽度の美肌・美白(肌の質感) | △ 自然な範囲のみ |
| 顔の輪郭の変更(小顔加工) | ❌ 不可 |
| 目を大きく見せる加工 | ❌ 不可 |
| 鼻の形を変える加工 | ❌ 不可 |
| 大幅な美肌・美白で別人に見える | ❌ 不可 |
判断の基準は、「窓口でのカード受け取り時に、写真と本人が同一人物であると確認できるかどうか」です。マイナンバーカードは本人が直接窓口で受け取る必要があるため、別人と思われると受け取り自体ができなくなる可能性があります。
ここまでの内容を実践するのは、ご自身で全て管理しようとすると意外と大変です。スマホで撮影した後に、ファイル仕様の確認、背景の差し替え、サイズ調整、規格チェックを手作業で行う必要があります。
おうち証明写真なら、不備の原因を自動で防ぎます
おうち証明写真(mynaphoto.jp)では、スマートフォンで撮影した写真をアップロードするだけで、以下の処理を自動で行います。
顔の輪郭・パーツへの加工は一切行いませんので、本人確認に支障がでる心配もありません。マイナンバーカード以外にも、パスポート・履歴書・ビザなど19種類の規格に対応しています。
ご注意
本記事の情報は2026年5月時点の規格・規定に基づいています。規格は変更される場合があります。最新の情報はマイナンバーカード総合サイトでご確認ください。
公式に挙げられている代表例は「自撮りでレンズに近すぎる」「室内撮影で家具が背景に映り込む」「照明による影が背景に出る」「メガネのレンズ反射」「顔の傾き」「ファイル形式・ピクセル数の規格外」の6つです。
申請から1週間前後で不備通知が届きます。オンライン申請なら再申請用URLが、郵送申請なら申請書原本と返信用封筒が返送されます。手数料はかかりませんが、カード発行が1ヶ月以上遅れます。
はい。背景を単色に差し替える処理は公式に認められています。総務省への確認でも「背景の削除や影の調整は問題ない」とされています。顔の輪郭や目鼻立ちを変える加工は不可です。
おうち証明写真ではメガネを外してのご撮影をお願いしております。レンズの反射やフレームによる目元の隠れが公式の不受理代表例として挙げられており、確実に通すためには外しての撮影が安全です。
再申請自体に手数料はかかりません。ただし、再申請から再発行までさらに3〜4週間かかるため、初回での通過を目指すのが結果的に最も早道です。
顔のパーツや輪郭を変える加工は不受理になります。窓口でカードを受け取る際に本人確認ができないと、受け取りも拒否される可能性があります。本人と分かる程度の自然な仕上がりに留めてください。